薪ストーブのアフターメンテナンスサービス
本日は毎年オフシーズンに行う薪ストーブメンテナンスの基本形な流れをご紹介していきたいと思います。

その前に、田淵金物が考える「薪ストーブライフをより安全・快適」に楽しんでいただくための基本をお伝えいたします。
最適な設計施工
- 最適なドラフトを得るための煙突設計
- 防火、安全最優先の確実な施工(ストーブ、煙突部の不燃処理含む)
- 躯体の熱乾燥による住宅性能の低下、躯体強度に影響を及ぼさない設計
最適な燃焼管理】
- ストーブの特性を理解した上で空気量、温度調整を適切に管理する
- 含水率20%未満のしっかり乾燥をさせた薪を使う
- 300度を超える高温での長時間運手を避ける
アフターメンテナンス
- 1シーズン最低一回煙突の煤やタールをこそぎ落とし、きれいな煙道を確保する
- 冬に暖かさの提供にがんばってくれたストーブに感謝しつつ、シーズンオフには内部の分解清掃。触媒の目詰まり、灰やススを徹底除去する
- 錆やホーローの欠け、煙筒の汚れ等清掃の上リペア塗装を
- ガスケットや触媒等消耗部品、運転に関わるパーツはすべて点検し、必要に応じて交換する
以下、薪ストーブライフにおける田淵金物が考える3つの基本のうちの1つである、アフターメンテナンスについて事例を基に説明をさせていただきたいと思います。
入母屋施工の場合
こちらのお宅は昨年の5月に設置させていただき、約6カ月程度毎日薪ストーブを焚き続けられた煙突とストーブのメンテナンスになります。

先ずは畑上君担当ストーブメンテナンスです。
とにかくバラセルだけばらして、ストーブ内部の灰や煤を徹底的に除去清掃します。
サビは真鍮ブラシでこそぎ落としてサビ防止のオイル系リムーバーを塗り込みます。

ガラスも出来る限り綺麗に磨いて、最後はガラスクリーナーで拭きあげます。

ストーブ内部の残っている灰は産業用集塵機で徹底的に吸い取ります。※くれぐれも家庭用の掃除機はご使用にならないようにしてください。細かい灰がフィルターを目詰まりしてモーターモーター部に侵入してベアリングがロックしてしまうケースが多発します。

その合間に田淵は、せっせと室内のシングル管を分解分解。

案の定ハードに炊き続けられた煙突の内部はなかなかのススの量ですね。内部の煙筒も出来る限りクレオソートをこそぎ落とします。



クレオソートは空気を絞って薪をゆっくり燃焼させると発生しやすくなります。煙の濃度が高い、または排気の速度(ドラフト)が遅く、煙が130°以下に冷えると煙突内に蓄積する有機タールです。このクレオソートは揮発性で、一定の温度以上に加熱されると煙道火災を起こす恐れがあります。
このお宅は夜寝る前に薪を補充して空気量を絞り火持ちを長引かせ、翌朝に燠火(火勢が盛んで赤く熱した炭火)をつくっておいてすぐに燃焼する状態を作っておられました。一般的なストーブの運転になりますが、クレオソートが発生しやすくなります。案の定でしたが、なかなかのススとクレオソートでした(笑)。
室内の煙筒もしっかり掃除しておきます。
そしてこの施工パターンだとトップからの掃除を選択します。二回30度で曲げられていますので、下側からの煙突ブラシは厳しいですね。
屋根に上がってトップと断熱円筒1メートルを外します。外した両部材もきっちり掃除してあげます。



そして、いよいよブラシの投入です!



上から下へ重力に逆らわずにブラシを下げていきます。
今回はスクレーパー能力の高い鋼製のブラシをチョイス。いったり来たり3往復させて煙道を綺麗に掃除しました。


そして取り外したトップ付きの煙筒を元に戻してよいしょ。
ワンシーズン頑張ってくれたイントレピッドⅡ君。一先ず11月頃まで綺麗な体でお休みください。

今回はスムーズに進んで2時間で任務完了しました。その足で田淵金物ファームマート店の煙突掃除も済ませてしまいました。案の定毎日焚き続けているストーブですが、まっすぐ6mで300φのスーパー断熱煙突です。ドラフトの勢いがかなり良いですのでススがものすごく少なかったですね。



最初の日本家屋は30度で2回曲げている分、煙の抜けが悪くなり、煤(スス)が着きやすくなってしまいます。正に対照的な煙筒掃除でした。
田淵金物では、快適で安全なストーブライフを送っていただくために、大切なストーブをより長く、快適に、安心してご使用いただきたい。
そんな想いから、販売施工だけではなく、ご購入後の掃除・保守点検・修理等、アフターメンテナンスサービスをご提供させていただきます。
当店ご購入のオーナー様以外でも、対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
※ただし設置状況(他社の設計施工内容)に応じてはお断りすることもございます。ご了承ください。
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